何が違う?電磁弁と〇〇の違いを説明

電磁弁と〇〇の違い

2022年9月5日

空気圧機器を取り扱う環境では「電磁弁」というワードは必ずと言ってよいほど出てきます。しかし〇〇バルブ、〇方弁、など似たようなものを表す言葉もあり混乱する場合もあることでしょう。

そこで、本記事ではよく疑問が生じる「電磁弁と〇〇の違い」についてそれぞれ説明していきます。

エアオペレートバルブと電磁弁の違い

エアオペレートバルブは弁の開け閉めを圧縮空気の力で行うもので、電磁弁は弁の開け閉めを電磁石の力で行うものです。

エアオペレートバルブの方が圧縮空気の強い力で弁を動かすため、高圧や大流量の流体の制御に向いています。ただし弁の開け閉めをするための圧縮空気を制御する電磁弁が別途必要になります。

電磁弁は電気を供給すれば弁の開閉ができるため、レイアウトとしてはスッキリし、配管もシンプルです。ただし高圧や大流量の流体を流そうとすると、より大きな電磁力が必要となるためコイルサイズが大きくなります。

二方弁と電磁弁の違い

電磁弁の種類として二方弁がありますので違いはありません。他に三方弁、四方弁、五方弁などの種類があります。

二方弁とはポートが入口と出口の2つある弁のことを言います。ポートが2つの電磁弁は二方弁です。(ポートが2つのエアオペレートバルブも二方弁と呼びます)

方向制御弁と電磁弁の違い

方向制御弁も電磁弁の仲間ですので違いはありません。流体の流れる方向を弁の切り替えによって変える電磁弁のことを方向制御弁と言います。

例えば入口ポート1つと出口ポートAとBの2つの三方弁で説明します。三方弁への電気供給OFFの時は入口ポートから出口ポートAに流体が流れ、ポートBへは流体は流れていません。

三方弁への電気をONにすると内部の弁が切り替わり、出口ポートAへの流体の流れは止まり、ポートBへ流体が流れます。

このように弁の切り替えで流体の方向が制御できるため、ポートが3つ以上ある電磁弁のことを方向制御弁と呼びます。

電動弁と電磁弁の違い

電動弁はモーターの力で弁を切り替えるもの、電磁弁は電磁石の力で弁を切り替えるものです。

電動弁は主にボールバルブの切り替え駆動にモーターを使用しているものを言い、オリフィスが大きく異物にも強い特徴があります。

しかし電磁弁と比べ、切り替え時間が遅いです。電磁弁は数ミリ秒で切り替わるのに対し、電動弁は切り替えに10秒前後を要することがしばしばです。

比例弁と電磁弁の違い

比例弁とは、印加する電気の電流値もしくは電圧に比例して弁の開閉度がコントロールできる電磁弁(または電動弁)のことです。

電磁弁はON/OFFのみであるのに対し、開閉度を制御することにより流体の流量を可変させることができます。

比例制御できる電磁弁という意味では比例弁=電磁弁とも言えますが、比例制御できる電動弁も比例弁と呼ぶため、この場合は厳密にはイコールとは言えません。

ソレノイドと電磁弁の違い

ソレノイドとは電磁石のことを指します。電磁弁は電磁石により切り替えをする弁のことで、英語呼びではソレノイドバルブとも言います。

つまり、ソレノイドとは電磁弁の一部の部品(電気の通電部分)のことですのでイコールではありません。

まとめ

空気圧機器の業界では年代、会社など環境の違いによって同じ機器なのに違う呼び方をしたり、同じ意味で使っている呼び方が実は違うものを指していることなどはよくあることです。

打ち合わせや会議の場では、お互いの認識が異なっていないかどうか、微妙なニュアンスの言葉が出たときは気をつけるように心がけましょう。

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