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空圧機器の3点セットとは?それぞれの役割・順番と最近の主流組み合わせを解説

空気圧機器で「3点セット」という表現をされる場合があります。しかし最近では主流の呼び方ではなくなっています。

フィルタ、レギュレータ、ルブリケータのセットのことを示すのですが、ルブリケータは近年ではほとんど使用されなくなっているからですね。

本記事では、空圧機器の3点セットの役割、最近の主流の組み合わせなどを紹介し、空気清浄機器や調圧機器の理解を深めるための解説をします。

空圧機器3点セットのそれぞれの役割と順番

空圧機器の3点セットはエアフィルタ、レギュレータ、ルブリケータのことを指します。イニシャルをとってFRLと呼ばれたりもします。

設置する順番もFRLの呼び方の通り、一つ目がエアフィルタ、二つ目がレギュレータ、三つ目をルブリケータという順に設置します。

以下にそれぞれの役割を説明します。

エアフィルタ

エアフィルタには圧縮空気内の異物を除去し、また水分や油分(ドレン)も除去する役割があります。

電磁弁やシリンダに異物やドレンが流れ込むと故障につながるため、必ず前段にエアフィルタを設置しなければなりません。

内部のエレメントで異物を捕捉し、遠心分離等でドレンを除去します。下部にはドレンを溜めておくボウルカップがあり、定期的にメンテする必要があります。

レギュレータ

減圧弁とも呼ばれます。レギュレータを使用することで、圧縮空気の圧力を調節することができます。

例えば、入り口から給気される0.7MPaの圧縮空気を、0.4MPaに減圧させたい場合などに使用します。

また、レギュレータは圧力を安定させる役割もあります。コンプレッサーから吐出される圧縮空気は圧力の上下動が大きいため、レギュレータも必ず設置したほうが良いです。

ルブリケータ

ルブリケータは電磁弁やエアシリンダに油を供給するための機器です。

シリンダをスムーズに駆動させるには潤滑剤が必要となりますが、その潤滑のための油を供給する役割を持っています。

ただし、最近ではシリンダの潤滑にはグリスが使用されることがほとんどであるため、ルブリケータが使用されるのは稀なケースとなっています。

空圧機器3点セットの最近主流の組み合わせ

前述の通り、FRLのうちルブリケータLはほとんど使われません。フィルタFとレギュレータRだけの構成でも十分です。

しかし、用途によってはFR以外を使用する組み合わせもあります。FR以外で使用される機器を紹介します。

フィルタレギュレータ

その名の通り、エアフィルタとレギュレータを合体させて一つにしたものを指します。一体型なので設置スペースも削減できます。

フィルタとレギュレータを別々にメンテナンスしたいという時以外は、このフィルタレギュレータを選んでおけば問題ありません。

オイルミストフィルタ

エアフィルタの一種ですが、通常のフィルタよりも油分除去能力に優れています。フィルタとレギュレータの間に設置するのが一般的です。

設置すべきかどうかの判断は、二次側の機器によって決まります。二次側の機器の推奨回路を確認してみましょう。

例えば流量センサが設置される場合は、エアに油分が含まれていると素子を故障させてしまう恐れがあるため、オイルミストフィルタは必須です。

ウォーターセパレータ

エアに含まれる水分を除去したい際に使用されます。エアフィルタの前に設置します。

湿気や結露の多い季節など、水分の発生で悩まれるような時に役立ちます。

フィルタ自体も水分を除去する能力はありますが、それでも取りきれない時、より水分除去能力を上げたい時には設置してください。

まとめ

空圧機器3点セットとは未だに言われる表現ですが、当時主流だった組み合わせとは異なり、いささか古い表現です。

最近では新たに使用される機器も出ていていますので、用途や悩みに合わせてフィルタ、レギュレータ関係を選定していきましょう。