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エアシリンダの動きが悪い原因とその対処法

エアシリンダを長いこと使用していると、徐々に、もしくは突然に動きが悪くなってくることがあります。

しかし動きが悪くなるのにはいろんな原因が考えられますし、それによって対処法も異なってきます。

そこで本記事では、エアシリンダの動きが悪くなる原因とその対処法について説明します。

パッキンの摩耗によるエア漏れ

エアシリンダを長期間使用したり高頻度で駆動させていると内部のパッキンが摩耗していきます。

パッキンが摩耗するとそこからエア漏れが生じ、エアシリンダの内部圧力が上がりづらくなり、負荷を動かす推力を得られなくなります。

負荷を動かせなくなってきたり、「シュー」というエア漏れの音がしたらパッキンを疑ってみましょう。

【対処法】パッキンを交換する

エア機器メーカーでは大抵の場合、補修用の部品キットも販売しています。シリンダの型番を控え、メーカーや商社に問い合わせてください。

ただし中には分解不可の機種もあり、その場合は本体ごと購入する必要があります。

グリス切れによる摺動抵抗の増大

エアシリンダのパッキンなど摺動部には潤滑を良くするためにグリスが塗られています。

このグリスがドレンや水分で流されてしまったり、熱の影響や経年などで劣化すると、潤滑性を失って動きが渋くなったり、パッキンの摩耗促進の要因になったりします。

配管内のドレン発生や熱がかかっているかなど、グリス切れやグリスの劣化につながる事象がないか確認してみましょう。

【対処法】グリスアップする

潤滑性が悪くなったらグリスをピストンロッド表面やパッキンなど摺動部に給脂してください。

グリスの種類はエアシリンダの取扱説明書を見るか、メーカーに問い合わせてみましょう。

また、ドレンや熱などグリス切れやグリスの劣化につながる要因は出来るだけ取り払いましょう。

芯ズレして取り付けられている

エアシリンダが芯ズレして取り付けられていると、初めのうちは良くてもある程度の期間が経つと動きが悪くなることがあります。

購入間もない時は潤滑性が保たれているため、多少の芯ズレでもちゃんと動いてしまい、問題が見過ごされがちですが、グリスの状態が少しでも悪くなると動きが渋くなります。

【対処法】芯ズレを解消する

いくら初めはしっかり動いたとしても芯ズレしている状態は好ましくありませんので、芯ズレのないように取り付けましょう。

フローティングジョイントなどで芯ズレを吸収してしまうことがオススメです。

長時間放置によるパッキンの固着

エアシリンダを使用しないまま長時間放置すると、パッキンがシリンダチューブ内面に固着する現象が発生します。

週明けの朝一にエアシリンダが動かず、一度動き出したら稼働している間は問題なく動く、というような症状の場合はパッキンの固着が疑われます。

【対処法】パッキン交換orシリンダサイズの見直し

パッキンの劣化により固着現象が生じやすくなっている可能性があるので、購入から年数が経過している場合はパッキンを交換してください。

もし1年程度など購入後短期間で発生する場合はそもそもシリンダが余裕のないサイズで選定されているかもしれません。

少なからずエアシリンダは時間をおくと静摩擦が高くなる性質がありますが、余裕のある選定がされていれば通常はシリンダ推力で動きます。

パッキンの静摩擦にシリンダ推力が負けるというのは余程ギリギリの選定をしてないと起こり得ませんので、サイズの見直しをしてみましょう。

配管の目詰まりやエア漏れ、電磁弁の故障

エアシリンダの動きが悪いからと言って必ずしもエアシリンダ自体に原因があるとは限りません。

継手やスピコンに異物が入る、チューブが折れ曲がっている、チューブが抜けかかっている、5ポート電磁弁が故障しているなど考えられる原因は様々。

その場合、単純にエアシリンダを交換しても症状が解消されないのでしっかり原因を突き止めてから対策するようにしましょう。

【対処法】原因の切り分けをして取り除く

もし動きが悪いエアシリンダの他に、正常に動いているエアシリンダがあれば、それと配管を入れ替えてみましょう。

それで症状が治れば原因はエアシリンダ以外にあることになります。逆に症状が変わらないようならエアシリンダに原因があることになります。

あとは電磁弁のポートから配管を入れ替えてみたりなど原因の切り分けをして、どこが悪いのかを突き止めたらそれを交換もしくは修理をして対処してください。

まとめ

エアシリンダの動きが悪くなるのには色んな原因が考えられますので、慌てずにしっかりと原因を突き止め、それにあった対処をするようにしましょう。