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空圧機器のメーカーとその特徴(海外メーカー含む)

空圧機器を取り扱うメーカーは国内だけでも多く存在し、海外から進出してきているメーカーもあります。

どのメーカーを選ぶか検討する上で、それぞれの最低限の特徴は把握しておきたいところです。

本記事では、国内と日本に進出している海外のメーカーの紹介と、それぞれの特徴を説明していきます。

SMC株式会社

国内、世界共にトップシェアを誇る空圧機器業界の最大手メーカー。世界83の国と地域、560の営業拠点を構えており、フォロー体制は万全。

ラインナップももちろん多いですが、各々のシリーズのオプションバリエーションも豊富に揃っており、選べば「あれがない」と困ることが少ないメーカーです。

各計算ソフトやCADデータも充実しており、選定がスムーズに行え、「選びやすさ」も大きなメリットです。

CKD株式会社

国内2番手の空圧機器メーカー。自動機械部門もあり、装置製作で得た市場ニーズを機器に落とし込めるのが強み。

空圧機器のラインナップは豊富に揃っており、SMCに次いで充実しています。また、DDモータやスカラ、電動アクチュエータなどエア機器以外の分野にも手を広げています。

食品や二次電池など特定業界向けに特化した製品シリーズをいち早く手がけるなど、市場要求にマッチしたものづくりに取り組んでいます。

ソレノイドバルブ4GシリーズやシリンダのHPシリーズなど耐久性を意識した製品が多いのも特徴です。

株式会社コガネイ

シリンダ、ソレノイドバルブ、エア清浄機器、スピコン・継手など補機類と、空気圧機器全般を取り扱っています。

標準的なシリーズはSMC、CKDに押されていますが、ショックアブソーバや小型のリニアガイドシリンダなどは信頼性が高く定評があります。

ソレノイドバルブのFシリーズも、異型サイズのチューブが挿せる継手搭載や、シングルとダブルのソレノイドを切替えられる機能により設計工数を削減できることから一定のファン層が存在します。

フェスト株式会社(Festo Japan)

ドイツを本拠地とする世界的に有名な空圧機器メーカー。日本法人よフェストジャパンは横浜に本社を構えています。

世界のフェストだけあってバリエーションは文句なし。しかし、日本に生産工場がないので納期面は懸念として付きまといます。

それでも特殊なグリッパや高速切替の電磁弁、高精度の電空レギュレータなど、国内メーカーではない技術が施された製品も持っています。

TAIYO株式会社(旧クロダニューマティクス含む)

油圧機器・空圧機器を取り扱うメーカー。2019年9月よりクロダニューマティクスからの事業譲渡により取扱製品は増えています。

油圧機器を扱っているだけあって、エアシリンダも〜Φ250の大口径品は市場で評価されておりよく選ばれています。

旧クロダニューマティクス製品では、ロータリーアクチュエータのバリエーションが多く、また耐久性も高く評価されており、CKDにOEM供給をしています。

小形ワークの真空吸着破壊用の電磁弁も比較的採用率の高い機種です。

ただし、外資のパーカーに事業譲渡(その後TAIYOに譲渡)して以来、納期の長期化や値上げなど懸念があります。

株式会社近藤製作所

エアハンド・チャックを中心とし、その他ツールチェンジャーやロータリージョイントなどロボット周辺機器のラインナップが充実しています。

エアハンド・チャックのバリエーションは多く耐久性にも優れており、CKDのハンドの大半は近藤製作所からのOEM供給品となっています。

株式会社日本ピスコ

エジェクタや吸着パッドなどの真空関係機器や、スピコン・継手・チューブなど配管部品を得意としています。

真空関係機器のバリエーションもさることながら、配管部品はエアに限らず水や薬液などの液体にも対応し充実したラインナップを揃えています。

真空関係機器はCKDに、配管部品はコガネイにOEM供給しています。

クッション機能付スピードコントローラBJSシリーズはシリンダ動作終端の衝撃を緩和できる製品で、独自性があり見どころです。

株式会社妙徳

エジェクタや吸着パッドなど真空関係機器がメインのメーカー。CONVUM(コンバム)の愛称で知られています。

ロボット用のパッドや不定形状のワークを吸着できるバルーンハンドなど、他の空圧機器メーカーでは取り扱っていない真空機器を多数に揃えています。

エアタック株式会社

台湾の空圧機器メーカー。以前は品質的な問題がささやかれていましたが、近年はそれも改善。ラインナップもSMCやCKDが扱うような標準的なシリーズは揃ってきています。

魅力はなんといっても優れたコストパフォーマンス。国内メーカーにとっては脅威となり得る存在のメーカーです。

しかし、日本に生産拠点はないため、納期面の懸念や購入ロットに縛りがあったりなど、日本で流通していくにはまだまだ高い障壁があります。