空気圧機器のカタログを見ていると、さも当たり前のように専門用語が書かれており馴染みのない方にとっては不親切に感じることがあります。
取引先との会話の中で分からない用語が出てきても、なかなか今さら聞きづらいことも多いでしょう。
本記事ではエアシリンダ関連の専門用語について説明していきます。
ロッドとは

シリンダの伸び縮みするシャフト(棒)のことです。
このロッドで何かを押して動かしたり、押しつけて推力をかけたりします。
ポートとは

シリンダにエアを供給するための出入り口のことです。
ポートはめねじが切られており、継手やスピードコントローラを組み付けます。
ブッシュとは

ロッドの軸受けのことです。
ブッシュを設置されていることにより、ロッドに横からかかる荷重に強くなったり、ガタを少なくしたりしています。
ガイドとは

シリンダのバリエーションの一つでガイド付シリンダというものがあります。
ガイドは、シリンダ動作の直線精度を良くしたり、横荷重に強くする役割をもった機構です。
ロッド側・ヘッド側とは

ロッド側とはシリンダの伸び縮みする先端側のこと、ヘッド側とはその反対側でシリンダのボディ本体のお尻側のことを指します。
チューブ内径・ボア径とは

シリンダのボディ本体部分のことをシリンダチューブと呼び、その内面部のサイズをチューブ内径と呼びます。
チューブ内径のサイズにより、シリンダの推力(押し引きする力)が変わります。サイズが大きければ大きいほど推力は強くなります。
ボア径はチューブ内径と同じことを意味しています。