空気圧機器業界

SMCとCKDの互換性は?置き換えに役立つ機種情報を紹介

空気圧機器メーカーの国内1,2を争うSMCとCKD、設計をしていると置き換えをするケースもあるかと思います。

そのような時、2社の取り扱う機器に互換性があるのかどうかは気になるところです。特にシリンダ関係は寸法互換がないと設計変更に多くの手間がかかってしまいます。

本記事ではシリンダ、電磁弁、FRLのメインどころの2社相当品と寸法互換有無を紹介します。

シリンダの2社相当品と互換性

コンパクトシリンダ

ストローク方向の寸法を抑え、コストパフォーマンスに優れた形状で非常に需要の多い機種です。

SMCはCQ2,CQSシリーズ、CKDはSSD2シリーズが相当し、取付互換があり置き換えも容易です。

標準丸型シリンダ(小口径)

一般的な丸型(筒型)シリンダのΦ6〜Φ16までの小口径のシリーズです。

SMCはCJ1,CJ2シリーズ、CKDはSCPシリーズが相当します。取付寸法は異なる場合があるので、置き換え時には設計変更が必要です。

標準丸型シリンダ

一般的な丸型(筒型)シリンダのΦ20〜Φ100までの中口径のシリーズです。

SMCはCG1シリーズ、CKDはSCMシリーズが相当します。取付寸法は概ね互換がありますが、ストロークが300mmを超える場合や落下防止付の場合など異なることもあるため注意が必要です。

ガイド付きシリンダ

シリンダロッドの両サイドにシャフトガイドを設けた横荷重に強い機種です。

SMCはMGPシリーズ、CKDはSTGシリーズが相当し、取付互換があり置き換えは容易です。

リニアスライドシリンダ

リニアガイドを組み合わせた複合型のシリンダで偏荷重に強く、精度を求められる箇所にも使える機種です。

SMCはMXS,MXQシリーズ、CKDはLCR,LCGシリーズが相当します。取付互換はありませんので置き換えの際は設計変更が必要です。

ツインロッドシリンダ

ピストンが2本内蔵されているため薄型で推力が2倍、ロッド回り止めとなり、ガイド機構も備えているおり横荷重にも強い特徴があります。

SMCはCXSJ,CXSシリーズ、CKDはSTR2シリーズが相当しますが、取付互換はありませんので置き換え時の設計変更が必要です。

フリーマウントシリンダ

ボディをあらゆる方向から取り付けられる形状をしているため、設計の自由度が高い機種です。

SMCはCUシリーズ、CKDはSMGシリーズが相当します。取付互換がありますので容易に置き換えることができます。

電磁弁(ソレノイドバルブ)の2社相当品

電磁弁は2社ともに多くの機種を取り扱っていますが、SMCはSYシリーズ、CKDは4Gシリーズをメイン機種として売り出しています。

これらの機種はそれぞれ幅広いオプションを取り揃えているため、大抵の用途をフォローすることができます。

サイズ感もほぼ変わらないため、DINレール取付なら取付寸法も変わりません。本体取り付けの場合は取り付け穴のピッチを変更する必要があります。

サイズごとの型番比較は以下の通りです。

SY3000 – 4G1
SY5000 – 4G2
SY7000 – 4G3
SY9000 – 4G4

サイズさえ合わせれば流量特性もほぼ同等であるため、置き換えは比較的容易です。

FRLユニットの2社相当品

FRL関係も機種サイズや配管径を合わせればほぼ同じように使用することができます。しかし、取付や面間寸法は異なりますので置き換え時は注意。

エアフィルタ

SMCはAFシリーズ、CKDはFシリーズが相当します。サイズごとの対比目安は以下の通りです。

AF10 – なし
AF20 – F1000
AF30 – F2000,F3000
AF40 – F4000
AF50 – F6000
AF60 – F8000

ミストセパレータ

SMCはAFMシリーズ、CKDはMシリーズが相当します。サイズごとの対比目安は以下の通りです。

AFM20 – M1000
AFM30 – M2000,M3000
AFM40 – M4000
なし – M6000
なし – M8000

レギュレータ

SMCはARシリーズ、CKDはRシリーズが相当します。サイズごとの対比目安は以下の通りです。

AR10 – RB500
AR20 – R1000
AR30 – R2000,R3000
AR40 – R4000
AR50 – R6000
AR60 – R8000

フィルタ・レギュレータ

SMCはAWシリーズ、CKDはWシリーズが相当します。サイズごとの対比目安は以下の通りです。

AW10 – WB500
AW20 – W1000
AW30 – W2000,W3000
AW40 – W4000
AW60 – W8000

ルブリケータ

SMCはALシリーズ、CKDはLシリーズが相当します。サイズごとの対比目安は以下の通りです。

AL10 – なし
AL20 – L1000
AL30 – L3000
AL40 – L4000
AL50 – なし
AL60 – L8000

まとめ

以上、SMCとCKDのメイン機種の置き換え相当品と互換性の有無について紹介しました。

細かいオプションの有無やスペックの違いがある機種も存在しますので、置き換え時にはカタログでの仕様比較は必ずするようにしましょう。